ジャンル:地球惑星科学系アクション、建築学系アクション、トラウマ系アクション
監督:ブラッド・ペイトン
主演:ドウェイン・ジョンソン
見どころ
ドウェイン・ジョンソンの災害パニック・アクションです。
見どころは、彼の筋肉と、その筋肉によるゴリ押しアクション。
そして、ようやくあの「9.11」を乗り越えたハリウッド・アクション映画と言えます。
なんと言っても、高層ビルがドッカンドッカン爆発して崩壊します。
こうした建築物、特に高層ビルが倒壊する映画を、アメリカでは長らく撮れませんでした。
今の学生たちには「?」な話かもしれませんが、2001年9月11日の同時多発テロは、
アメリカ人にとってトラウマなのです。
これはちょうど、日本人にとって津波をテーマにしてエンターテイメントを作るようなもの。
2011年3月11日から10年近く経った今でも、「不謹慎」と言われてしまうでしょう。
本作では津波も出てきますが、これがまた迫力満点。
津波がトラウマとなっている東日本の方々にはツラい映像でしょうが、
それをきっちりとエンターテイメントにできています。
そういう意味では、本作は日米のトラウマを乗り越える映画とも言えます。
実際、主人公のレイ(ドウェイン・ジョンソン)が過去に負ったトラウマを乗り越えるドラでもあります。
製作者サイドの想いとしても、
「アメリカよ、トラウマを乗り越えろ」
という意思が感じられる作品です。
名言
あなたに救えないなら、誰にも救えないわ
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