【まとめ】学生がアルバイトをするデメリット|でも自己満足のためならいいんじゃない? 

アルバイト

学生は安直にアルバイトをしたがります。まるで「学生」という身分の義務のように。

もちろん、別の記事でも述べたように、2019年現在の学生の経済状態はすこぶる悪いのですから、
アルバイトをしないと大学生活がままならない、という人がいることも事実です。
【1日の生活費677円】最近の学生はみんな貧乏です

しかし、大学生の圧倒的多数は、アルバイトでお金を稼がなくても、節約生活を送れば大丈夫な人なのです。
実際、私立大学新入生の家計負担調査2018年度によれば、冒頭のリンク先のタイトルにもあるように、
仕送りから家賃を除いた1日あたりの生活費は677円です。
これを「少ない」と見るか、「677円もある」と見るか。

それだったらお金をかけずに生活した方がいい、と考える人もいます。
事実、大学生がアルバイトをする理由として「学費を稼ぐ」「生活費を稼ぐ」は少数派。
その多くは、「アルバイトを経験してみたい」です。
ようするに、アルバイトをしている学生の多くは自己満足なのです。

そこで、「マジメに慎ましく学生生活を送りたい学生」に向けて記事を書いている本サイトとしては、
学生がアルバイトをするデメリットについてまとめてみました。

アルバイト経験の有無は就職活動に関係ない

まず先に言っておきたいのは、アルバイトの経験自体が就活で評価されることは少ないということです。
たとえば「私はカフェで3年以上アルバイトとして働いてきました。」と就活面接で言っても、飲食業界以外の多くの面接官からすれば「(ふ~ん。)」という感じでしょう。
各企業の採用担当の方々は、学生がどんなアルバイトをしてきたかなんてそんなに興味をもっていないんです。
アルバイト経験を就活で利用する際に大事なのは、
「アルバイトを通してどのような経験をして、どのように考えたか」
ということを、しっかりとストーリーにして採用担当者に伝えられるかということなのです。

アルバイトをしたことがない大学生は就活で不利なの?バイト経験の価値とは

アルバイト経験があると就活に有利では?
と考える学生がいます。でも、それはあまりにも安直です。

あなたのアルバイト経験は何年でしょうか?
せいぜい4年でしょう。
しかし、企業は4年以上働いてもらえる人がほしいのです。
そのうちの4年の仕事経験なんて、ほぼ誤差範囲です。
むしろ、学生の4年間のアルバイト経験を頼りに採用しようとする企業は、ちょっとヤバい。

【注意】アルバイト先の会社に就職を希望しているというのであれば、話は変わってきます。
アルバイト職員の業務と、正社員の業務に違いが無い企業も同様です。

学業に支障が出ることが多い

意外に多いのが、バイトのやり過ぎで学校に来なくなるというケースです。
自分はそんなことにはならないと思っている人ほどこのケースに陥ってしまいます。
実際に、学校生活をバイト中心にしてしまったために単位を落としまくるというケースはかなりあります。
お金を稼ぐためにバイトにたくさん入ったのに、気づいたら留年していて1年分余分に学費がかかってしまったなんて笑えませんよね。
バイトも大事ですが、あくまで優先すべきは授業です。授業とアルバイトを両立するようにしましょう。

大学生がアルバイトするデメリットとは?現役大学生が解説!

私も仕事上、アルバイトが原因の学生トラブルにたくさん遭遇してきました。
彼らの口から出る言葉は、
「店長が許してくれない」
「お客さんが待っているから」
「(塾講師などで)生徒がどうしても私じゃなきゃいけないと言う」
などなど。
一見、責任感や思いやりのある学生が意外と「学業よりもバイト」を優先するトラブルになってしまいます。
「何のために大学に来たのか」、それをおざなりにしてしまうんですね。

もちろん、極稀ですが、バイトの方が大事だという状況もあり得るでしょう。
であれば、大学を休学した方がいいです。
そのアルバイトを本職にしたければ、大学を卒業する必要もありません。

収入が多いアルバイトほど、面倒なトラブルに巻き込まれて損をする

アルバイト経験がある学生の4人に1人が、試験勉強や講義出席など、学業に支障があることが平成30年3月19日、京都ブラックバイト対策協議会の調査結果からわかった。トラブルも6人に1人が経験しており、収入が多い学生ほど、学業への支障やトラブルが増える傾向にあった。

学生アルバイト、収入多いほど学業支障やトラブル

どうせやるなら、「就職に有利な高度なバイト」「学業に支障が出ない短時間で稼げるバイト」を狙いたがるのが、安直な学生のパターンです。
そんなことは採用する側は百も承知なので、そういう謳い文句で学生を釣ります。
その結果、総合的にみたら損をしているのが、イケてない学生の典型例です。

ちょっと煽った言い方をすれば、アルバイト学生にやらせる時点で、それは高度な業務なわけがないし、そんなアピールに釣られてくる学生は、企業側にとっても懐柔が簡単な割の良い労働力なんです。

「これは正社員の人もできない、俺が得意とする仕事なんだ」
などと気持ちよく洗脳されている学生もいます。
だったら大学なんか卒業せず、その仕事をすればいいんじゃないですか。
本当にその会社やお店が「この仕事は君がいないとダメだ」と思っているのなら、大学を辞めさせてでも君を雇用するはずです。

なにも、「大学生がアルバイトをするな」と言っているわけではありません。
しかし、本当にアルバイトをしないと生活がままならないのか? 高額の給料を受け取るよりも、無理のない範囲で融通の利く仕事でいいのではないか? といったことを再確認する必要があります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました