96時間(2008年)

映画

ジャンル:観光学系アクション、直進行軍系アクション
監督:ピエール・モレル
主演:リーアム・ニーソン

見どころ

アクション映画によくある、
「優秀な主人公というのなら、どうしてもっと効率の良い行動をしないのか?」
という不満を、とことん排除した映画。

「愛する娘を救いたい。」という、これ以上無い動機を主人公に与え、
一切の無駄を省いた猪突猛進型アクション映画です。

ご都合主義ではないかというレビューもありますが、
エンターテイメント色の強いアクション映画にそんなものを求めてはいけません。
それに、事実は小説より奇なりとも言います。
驚くような出来事とは、偶然の巡り合せが重なったこととも考えられます。

元CIAのブライアン(リーアム・ニーソン)は、フランス渡航中に誘拐された娘を助け出すため、
その時にもっとも効率が良く、最大効果のあがる手段を繰り出します。
そこに迷いはありません。
なぜなら、最愛の娘を助け出したいから。

娘を助け出すためには、立ちはだかる悪い奴はバンバン殺します。
フランスの街を破壊し、悪い奴かどうか分からない奴も、関わってると見做せば殺してしまう。
邪魔者は卑劣な手を使っても抹殺するし、関係のない友人の奥さんも躊躇なく撃ちます。

「いくらなんでも、あれはやり過ぎではないか?」
という感想が見られることもありますが、
娘を救い出したい一心で制限時間に焦っている父親が、
そんな他人のことでいちいち躊躇してたらおかしいのです。

そんな本作を見終わる頃には、
フランス旅行に躊躇すること間違いありません。

実際、現在のフランスは治安悪化が課題となっていて、
テロは頻発するし、反社会的勢力の巣窟となっています。
そうした社会風刺の映画にもなっているのです。

女性だけの海外旅行はお気をつけて。
特に、パリピの女を同伴させると碌なことがありません。

名言

落ち着いてよく聞きなさい。今から、お前は誘拐される。

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