ジャンル:近世日本歴史学系コメディ
監督:本木克英
主演:佐々木蔵之介
見どころ
近世日本・江戸時代における、徳川幕府の参勤交代システムの実情を知ることができます。
日本全国にある諸藩は、有力大名ばかりではありません。
小さくて貧乏な藩もたくさんあったのです。
そうした藩にとって、参勤交代は人手が必要なのにリソースが無いため大変でした。
しかも、表向きは、
「各藩の規模に応じて適切な費用をかける。領民に負担をかけてはいけない」
となっていたようですが、
参勤交代の目的は「将軍家に忠誠心を見せつける」ことであるため、
「各藩の希望に応じて適切な費用」と言われても、
一体どれくらが適切なのか、やる側としては分からないですよね。
だから、どうしても大規模なものにしたくなるのです。
これはちょうど、ヤクザ者にお金を支払う時に、
「料金は、お気持ち程度でいいですよ」
と言われているようなものですね。
当時の人たちが、どんなことを考えて藩運営をしていたのか、
近世日本を扱った歴史の授業を受ける上で、参考になる映画です。
名言
磐城の土を殺してはならん。この先、永久にな。
コメント