マトリックス(1999年)

映画

ジャンル:実体二元論系SFアクション、救世主系アクション
監督:ウォシャウスキー兄弟
主演:キアヌ・リーブス

見どころ

「あなたが今そこで感じていることや、見ているものは本当に存在するか?」
人はそれを証明することはできません。

「マトリックス」は、近代科学哲学の父とされるルネ・デカルトが提唱した、
「我思う故に我あり(コギト・エルゴ・スム)」
をテーマにした映画として有名になりました。

冒頭、主人公であるネオ(キアヌ・リーブス)が生活していると思っていた世界は、
『水槽の脳』の仮説」だったという展開から始まります。
つまり、「この世界」はコンピューターが作り出したバーチャル世界だったというものです。

そして、この世界において「救世主」とされる存在は、
この世界、つまり「マトリックス」を掌握できる存在を指すのです。

これは視聴者である「私たちの世界」における救世主も同じことではないか?
というのが、このマトリックスシリーズを通して描かれていることでもあります。

救世主は水の上を歩くことができます。
救世主は石をパンにすることができ、時空を越えることが出来る。
死んでも復活するのが救世主です。
そして彼が行動する動機は、社会正義や人類の幸福を目指したものではなく、
たった一人の隣人を愛するためなのです。

完結編である「マトリックス・レボリューションズ」において、
ネオは「現実の世界」でもマトリックスと同じようなことができるようになりました。
これは、「現実の世界」とされている世界にも、さらに上位世界があることを示唆しています。

つまり、救世主たる存在は、その領域まで踏み込んだ存在なのです。
キリスト、釈迦、ムハンマド、老子、ヤージュニャヴァルキヤ
といった歴史上の超偉人は、明らかに常軌を逸した思考と行動に達しています。
現代日本においては、マック赤坂が最もそれに近い存在でしょう。

彼らは救世主でした。
そのことを畏れるだけでも、大学で勉強する価値があるというものです。

名言

道を知っていることと、歩くことは違う

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