容疑者Xの献身(2008年)

映画

ジャンル:数学系ドラマ
監督:西谷弘
主演:福山雅治、柴咲コウ

見どころ

数学者らしい思考を追体験できるドラマです。
数学的な発想や準備、対応というのはこういうことを言います。
高度な論理的思考は、数学から生まれる。
ということが端的に描かれています。

もっと具体的に言えば、
数学とは問題を「解く」ことではありません。
問題を構成することです。

その問題の形が美しく整然としてることに喜びを見出す、
それが数学を楽しむための心得と言えます。

主人公の湯川(福山雅治)は、容疑者が「美人」であることを重要と言います。
それは、殺人事件という問題を「解く」上では重要ではありませんが、
「問題を形作る」上では重要だからです。

犯人を手助けるする石神(堤真一)は、起きてしまった殺人事件を隠すため、
巧妙に問題を形作るための工作をします。
しかし、そこでは「犯人が美人であった」ことが仇となるわけですが、
それこそが数学的思考力をもってしても対処できなかった事とも言えます。

名言

そもそもアリバイなんて科学とは何の関係もない。

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