今の学生は、昔の学生がお金持ちに思えるほど貧乏生活を余儀なくされています。
ニュースにもなっています。
1日の生活費は「677円」と判明、いまどき女子大生の貧困リアル事情ムオンライン (週刊女性 2019年4月18日)
その調査は以下が出典元です。気になる人は御一読ください。
私立大学新入生の家計負担調査2018年度(PDFページ:東京私大教連HPより)
その調査のなかに、「一月あたりの仕送り額」のグラフがあります。
以下のグラフです。恐ろしいですね。
今のみなさんが、かつての学生と比べていかに貧乏なのかが見て取れます。
そんな貧乏学生を相手にして、ブラックなアルバイトが幅を利かせています。
生活費を稼ぎたければ、多少きつくてもマジメに働けってことでしょうか。
実際、どうにかして生活費を稼がなければならない状態なのはたしかですが、そうやって学生をこき使っていると、経営者はしっぺ返しをくらいます。
最近増えている、コンビニや飲食店での「ツイッター(バカッター)騒ぎ」はその典型でしょう。
これは、アルバイトが「勤め先に迷惑をかけてはいけない」という忠誠心が低下してきたからです。
決して、今の学生が不真面目になってきたからではありません。もっと言えば、こういうバカをする学生アルバイトは、昔からいました。
むしろ、最近の学生は昔よりバカな行動をとることが少ないというのが、私の印象です。
貧乏学生が増えて、しかもマジメな学生が増えてきた現在、
実は、研究と勉強を頑張るために「水商売」をする女子学生が増えているとされています。
こちらの記事をご覧ください。
「バイトは塾と風俗」、21歳女子大生の絶望感(東洋経済オンライン2018年3月21日)
「大学1年の4月、5月は塾講師のほかにも、工場で作業する日雇い派遣とか。仕事はかなり頑張ってやったけど、おカネは全然足りなかった。生活できるだけは稼げなかった。月3万~4万円は足りなくなるので携帯代払えないとか、電気代払えないとか。覚悟して実家を出たけど、本当に厳しいと思った。どうにもならなくて、6月にはキャバクラを始めていました。水商売とか世間的にイメージが悪いじゃないですか。まともな仕事で生活したいとは思っていたけど、早々断念しました」
――(中略)――
大学は順調に単位を修得して、学生生活も問題なかった。キャバクラは割のいいアルバイトという感覚しかなかったが、1年くらいで限界がきた。
――(中略)――
キャバクラをやめたら生活ができなくなる。奨学金を生活の足しにしている父親に返してほしいとは言えない。いくら仕事を探しても大学と塾の合間にでき、単価が高い仕事は風俗しかなかった。ある副都心のデリヘルに応募した。1年以上付き合っていた彼氏はいた。しかし、彼氏の顔がよぎることはなかった。
(東洋経済オンライン2018年3月21日)
かなり壮絶ですよね。
でも、こういう学生、私が勤務している大学にもいるようです。身近なところで起きていることなんですよ。
むしろ怖いのは男子学生で、簡単にお金が手に入るアルバイトって少ないですから、女性の水商売よりも危険な方法で「学費」や「生活費」を得ようとするようです。
おかしな事は考えず、やるにしてもなるべく地に足の着いた学生生活を心がけてください。
コメント