人は映像作品を見ると、それに感化されやすい
滑り止めで受けてみたものの、どうしても興味がわかない学部学科だった。とか、
とりあえず履修している資格関連科目だけど、全然面白くない。とか、
教員は熱心に授業しているけど、その関心のツボが分からない。
といったことはよくあります。
特に、日本の大学は履修しなければいけない授業(単位数)が多いのが特徴で、
興味関心がない授業科目も受講しなければいけない事態に遭遇しやすいのです。
私はこういう日本の大学の履修状況を好ましいとは思いませんが、
こればっかりはルールなので仕方ありません。
ですから、「つまらない講義」はどうしても発生すると覚悟し、
それをいかに興味関心のあるものにするか、が大事になってきます。
興味関心が少しでも湧けば、
つまらない講義を楽しくする工夫|第1回 授業中に質問する
つまらない講義を楽しくする工夫|第2回 動画を撮ってアップロードする
といった方法もとりやすくなります。
そのための仕掛けとして、「映像作品」を見ることがオススメです。
どうして映像作品が効果的なのか?
映画やアニメは、戦争中や冷戦時に「プロパガンダ(思想誘導、宣伝戦)」として活用された歴史があります。
その余波は今でも続いていて、国内向けの映画はもちろんのこと、
世界的なマーケットを想定した映画には、自国を有利にする思想を染み込ませたものがあります。
それによって、自国の世界的立場や国内の世論を操作することができます。
近年の有名どころでは、冷戦中に世界に向けて「アメリカ万歳」を伝えたハリウッド映画「トップガン」や、中国国内だけで上映された国策映画「建国大業」などがあります。
日本も戦争中にプロパガンダアニメ「桃太郎」を作っていました。
もっと言えば、テレビコマーシャルも同じ効果があります。
ラジオのCMや雑誌の広告よりも、テレビコマーシャルの影響力は絶大です。
このように、映像作品には人の興味関心をくすぐる効果があるのです。
これを利用しない手はありません。
授業や就活を想定した見方が必要
映画やアニメを見ると言っても、何の準備もなくただ見るだけでは、
制作者や配給元が想定した楽しみ方をするだけになります。
その映画を「授業」とか「就活」に活かすための見方が必要なのです。
ではどうすればいいかというと、映画を見たことがある人から、
その映画を「授業に活かす」ためのアドバイスをもらわなければいけません。
事前に、
「この映画は、◯◯の授業や△△の職業を考える上で、こういう部分が有益」
ということを知っておくことで、初めて意味を持ってくるのです。
「大学生応援.comならではの映画論を掲載
そこで、この「大学生応援.com」による、
「つまらない講義を楽しくするための映画論」
を随時投稿していきます。
映画を見る上で、こういう点に注意しておけば、
その関連授業を興味深く受けることができるようになる。
というものをご紹介します。
一覧はこちらにアップしておきます。
モチベーションの上がらない講義を前にしたら、
ぜひ活用してください。
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