ジャンル:経営学系ドラマ、M&AによるTOBでホワイトナイトがゴールデンパラシュート
監督:大友啓史
主演:大森南朋、柴田恭兵
見えどころ
もしかすると、この映画に帯びる「熱」を、現在の大学生は感じ取ることは難しいのかもしれません。
君たちが小学生や幼稚園だった頃のことです。
かつて、日本は空前の企業買収騒動が巻き起こっていました。
このとき、M&AとかTOBといった用語が乱立し、
ホワイトナイトとかクラウンジュエル、ゴールデンパラシュートといった比喩名称が跋扈しました。
傍目には何を言っているのか分からない、ルー大柴状態の人たちがたくさん出現した時代です。
実際のところ、敵対的な企業買収や、硬直化した会社経営への対処を迫れれていたのは極一部の話。
今にして思えば、ちょっと騒ぎ過ぎだったのではないかとも思います。
ですが、君が受講している経営学系の講義の先生が、40代〜50代くらいの人であれば、
当時の騒動を間近で見て、自分に降りかかる火の粉として認識している世代と言えます。
ですので、こうした先生たちの授業のベースにあるのは、
「ハゲタカ」に代表される社会派ドラマで描かれていることなのです。
それをあらかじめ頭に入れておくことで、先生が言いたいことがスムーズに理解できると思います。
名言
頼むよ。乗せてくれよ。俺も、その車に。
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