何者(2016年)

映画

ジャンル:就職活動系ドラマ
監督:三浦大輔
主演:佐藤健、有村架純

見どころ

就活生と社会人1年生は見てはいけません。
鬱になります。
大学1〜2年生あたりが良いでしょう。

「就活」というのは、実のところ特別な活動ではありません。
たまたま過去30年間ほど、「就職した会社でステータスが決まる」
という社会情勢があっただけで、
これからの10年、20年は分かったものではないのです。

公務員でもなければ、明日仕事先が変わっても大丈夫な状態を作ることが、
多くの社会人として「安全」な姿勢です。
でも、それが分かるのは社会人になって5〜6年経ってからのこと。
そんなことを就活生に向かって説く社会人はいません。
だって、できるだけ優秀な労働者がほしいのですから。

それが分からない大学生の頃は、就職活動をしないといけない現実が目の前に広がっています。
これがスタンダードなのですから、多くの学生はそれに従います。

しかし、社会人になってからも常に「就活」をすることになります。
大学生の時は、人生初めての経験だから一世一代・一大事業のように思うだけです。
実際は、就職活動はずっと続きます。
就職活動ではなく、業務という名称に変わるだけ。

「イタい」「サムい」と他人を見下すことで、
自分を保つ学生はたくさんいます。物凄くたくさんいます。
しかし、それは社会人とて一緒です。
人は、そうやって他人を見下すことが大好きなのです。

他人を見下すことがダメだと言っているわけではありません。
それは恥ずかしいことですが、快感を得られるんだから仕方ありません。

問題は、そうした自分の愚かさに気づくこと。
愚かな自分を受け入れ、それでも前に向かって進むことが大切なのです。

名言

自分のツイート大好きだもんね。自分の分析は最高に鋭いって思ってるもんね。どうせたまに読み返したりしてるんでしょ?

コメント

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