2001年宇宙の旅(1968年)

映画

ジャンル:SF系SF、科学哲学系SF
監督:スタンリー・キューブリック
主演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド

見どころ

映画史に残る不朽の名作。
死ぬまでに見ておかねばならない映画。
映画レビューサイトを覗いてみると、どこもかしこも大絶賛しています。

じゃあ、どれだけ面白い映画なのかと思って見てみたら、
あまりにも難解なストーリーと意味不明なラストについていけない。
「この映画のどこが面白いのか分かりません」
という感想を持つ学生は多いものです。

大丈夫。
公開当時も「難解」「意味不明」という批判はたくさんありました。
それに、「面白くない」というのは本当で、興行成績も低い作品なんです。

大学には「つまらない講義」と「面白くない先生」がいます。
その先生はその道の超一流だけど、引っ込み思案だから有名じゃない。
地味で目立たないし、パッとしない研究領域だから、世間の関心も低い。
しゃべる内容も気の利いたものではないから、すぐに眠くなる。

それと同じ映画です。

この映画は超一流です。
内容も、映像も、設定も、メッセージ性も。
どれをとっても他の映画を遥かに凌駕しています。

ただ、見る人を選びます。
そして、この映画の価値を見出すまでに時間がかかります。

そんなに時間をかけていられない、という人は以下の点を考慮しつつ鑑賞してください。

(1)人類を進化させたのは何か?
人類はどうやって進化したのか?
なぜ突然「知恵」を身につけたのか?
それは現在の科学調査でも不明なのですが、ともかく、
20万年前に誕生した我々ホモ・サピエンスは、
ある時期(およそ7万年前)から突如として
認知能力が向上したことが分かっています。
この不思議な「認知能力」は、
地球外の存在による影響だったのではないか?
というのがメインテーマになっています。

(2)黒いモノリスは「認識する存在」
それに触れたりコンタクトを受けたものは、
認知能力に飛躍的な向上がみられます。
映画の冒頭、サルが知恵をつけたのは、モノリスの影響です。
ここでは、人類の「謎の認知能力向上事件」を描いています。

(3)人工知能HALとヒトとの戦い
ヒトが作りし物と、ヒトとの知恵比べです。
認知能力を授けたものと、授けられたものとの対比と言えます。
これに勝利したボーマン船長は、あのモノリスに遭遇します。

(4)スターチャイルドへの進化
それまでのヒト(ホモ・サピエンス)は、
モノリスの影響をちょっとだけ受けた存在、例えて言えば、
電子レンジで30秒加熱された牛乳のような存在でした。
生ぬるく柔らかい味わいの牛乳です。
ところが、ボーマン船長は10分くらいチンされたのです。
こうなると、もはや「牛乳」という形ではいられなくなります。
どうやって表現したらいいのか分からない。そんな牛乳になってしまいます。
なので、クライマックスのシーンも、意味不明な映像表現になっているのです。
圧倒的な認知能力を身に着けた、「新しい人類・スターチャイルド」。
それを我々(視聴者)は、置いてけぼり感をくらって呆然となるしかないのです。

名言

今後は正常に戻ることを確約します。

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