大学教員の「最近の学生に対する不満」として多いのが、まともに文章が書けないです。
しかし、大学に入学するまでは、「レポート」や「論文」の書き方を教えてもらえなかった人も多いでしょう。
授業期間の途中で、突然「レポートを書いてこい」とか「論文を要約してこい」と言われても、チンプンカンプンという人もいるかと思います。
大学入学のハードルが低くなっている現代。その傾向はより大きくなっています。
そうならないように、最近の大学では、1年生の時に「大学の授業の受け方」という趣旨の従業を展開しています。
「初年次ゼミ」「基礎演習」「大学入門」といった名称である場合が多いです。
これは一見、学生に配慮したサービスのように思える授業ですが、多くの担当教員は「そんなものは学生が自然と学ぶべき」「どうして私がこんな授業をやらなきゃいけないのか」と考えていることも多く、熱心に行っている大学は少ないのです。
もちろん、君が授業をちゃんと理解できていない可能性もありますが、授業が不親切で不適格なものである可能性も高いのです。
私も学習支援をしているなかで、学生にとっては時間のムダ、教員にとってもムダな労力と思えるプログラムもたくさんあると思います。
その中でも、「レポート書き方」については、自分で勉強したほうが良い場合も少なくありません。
その方が、学生にとっても、教員にとっても有益です。
実は、知らない学生もたくさんいるのですが、レポートの書き方を自習するための本が出版されています。
「授業を受けても分からなかった」という学生は、自分で勉強したほうが身につきやすいかもしれませんよ。
以下にオススメの本を紹介します。いずれも、高価な買い物ではありません。
図書館で借りるのもよいでしょうが、1冊手元に置いて、自宅でも必要な時にページを開けるようにしておくことを推奨します。
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