残穢―住んではいけない部屋―(2016年)

映画

ジャンル:不動産系ホラー、民俗学系ホラー、下宿先選びは慎重に
監督:中村義洋
主演:竹内結子、橋本愛

見どころ

それほど出来の良くない映画ですが、竹内結子はいい女優であることが分かります。
あと、日本の土地売買や住宅地建設事情を垣間見ることができる映画です。

日本は「穢れ(けがれ)」の文化と民族性を持っていると言われます。
そのあたりについてデリケートな国民です。
「残穢」というタイトルはそれを表しています。

穢れは「汚れ(けがれ)」とも書きますし、
汚れは「汚れ(よごれ)」であり、悪臭を放つ汚れのようなもの。
よって、「お祓い」によって洗浄しないといけません。

その場を離れたらOKというものではなく、一度くっついた汚れは洗わないと、
次の場所に移ってもそこで悪臭を放つものなのです。

お祓いには塩が用いられますが、
古来、塩は洗浄剤や防腐剤として用いられていたことによります。
「キレイにする」といったら塩だったわけです。

ところで、大学キャンパス内でも、悲惨な自殺や殺人が結構あります。
最近のなかで一番有名なのは、2009年の「中央大学後楽園キャンパス殺人事件」。
ウィキペディアにもありますが、あまりにも残忍な事件なので、調べる際はご注意を。

大学の教員や研究者には奇抜な人も多いですし、偏屈で、頑固であるため、自殺も絶えません。
学内で自殺することも多いです。
あなたが通っている大学も、調べてみたら奇妙な殺人や自殺があるかもしれませんね。

名言

もしそれが本当なら、この世に問題のない場所なんてなくなっちゃうだろ。

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