この際、思い切って退学・転学した方がいい大学の判断基準

その他

大丈夫。「やめたい」と思っているのは君だけじゃない

ゴールデンウィークになりました。
この時期は全国各地の大学で、
「私、かなりヤバい大学に入学してしまったんじゃないか?」
「想定していたキャンパスライフと違う」
「人間関係が悪い/いじめられている」
といったことで、退学や転学を考え始める学生が出てくる季節です。

せっかく大学に入学したのに、「やめたい」だなんて思うのは良くないのではないかと考えている学生もいます。
そんな人はレアではないかとも思っているでしょう。
そんなことはありません。
結構います。

大学を中退する理由を知りたい人は、それをまとめたネット記事があります。
何で大学辞めるの?大学生が中退する理由を徹底解説します(Campus Hub)

最近の大学には「学生相談室」といった名称の、カウンセリングができるところが設置されていることが多いですね。
かつては利用者数が少なかったのですが、近年はカウンセリングに訪れる学生も増えているとのこと。
こういった窓口を利用することは恥ずかしいことではありません。
悩みごとがあれば専門家に相談してみるのもいいでしょう。

理由によっては、やめた方がいい大学がある

なんやかんやで結局やめてしまう学生に多いタイプが、
・滑り止めで受けていた大学だったけど、やっぱり本命に行きたい
とか、
・なんとなく大学に進学したけど、人間関係などでトラブルが発生したから辞めてしまいたい
といったものです。

ただ、そこで学生の多くを悩ませるのが、
「あらためて本命大学を目指す労力よりも、この大学で努力する方がコスパが良いのではないか?」
とか、
「目先のトラブルはいつか解決するもの。大学を辞めるほどのことではないのでないか?」
といったものでしょう。

実際、「滑り止めで受けていた大学」というのは、本命大学と比べて偏差値や知名度、就職率が大きく低いわけではないはずです。
例えば、偏差値60と55の大学(学部学科)に、卒業後の進路や出世を左右するほどの大きな差はありません。
はっきり言って、学生の努力次第でどうにでもなります。
細かいことは、
難関・有名大学を卒業しても、その学生の将来は遺伝で決まる|行動遺伝学が突きつける残酷な真実
をご覧ください。

しかし、いわゆるFラン大学・ブラック大学というところには、「やめた方がいい大学」というのはあります。
そこでは、偏差値45と40で大きな違いが出てくる場合があるのです。
もっと詳細に言えば、偏差値というよりも、内部の教育方針や教員、施設といった部分です。

ですので、逆に言えば、偏差値45でも、あなたの取り組み方次第で偏差値55の大学と遜色ないキャンパスライフを送れることもあります。

気づいたら「やめる」ことを考えた方がいい大学&その理由

あらかじめお断りしておきますが、この記事は、ブログタイトルに、
「正直なんとなく大学に通っているけど、マジメに慎ましく学生生活を送りたいという君へ」
とあるように、マジメに学生生活を送ろうとしている人に向けて書いています。
フワッとした気分で学生生活を送りたい人は、別の人が作っているサイトを参考にしてください。

自分より性格が良くて頭のいい友達がいない

「学友」は、あなたが考えている以上に重要です。
頭がいいというのは、学力とかIQではありません。

「なんだかよく分からないけど、コイツ頭いいなぁ・・」
と思う人に出会ったことがあるでしょう?
その大学で、そんな友達はいますか?

え? 人を見る目が無いから分からない?
それは大問題です。
そんなあなたは、たとえ偏差値70の大学に行っても芽が出ることはありません。
学力の高いバカと付き合うだけになります。
根本的な問題として、あなたは大学に来るべき人ではないのです。

なぜなら、大学に通う最も重要な目的の一つは、頭がいい人を探し出すことだからです。
人は、自分より頭がいい人と対話することでのみ、自分を磨くことができます。

そんな友達や先生と切磋琢磨する。
それができない大学は在籍する価値がありません。

図書館に本がない

論外です。
すぐにでも辞めるべき大学です。
大学の費用は、この図書設備にあると言ってもいいからです。
逆に言えば、大学側としては図書設備に費用をかけなければ、それだけ儲かります。
最低限の目安は、高校の図書室より大きいかどうか。

たとえ本が少なそうに見えても、もしかすると「電子書籍」や「電子ジャーナル」が豊富なのかもしれません。
試しに図書館職員に聞いてみましょう。
そして、他大学と比べてみてください。
そちらも貧弱であれば、今はまだ想像できないでしょうが、近い将来、あなたが大学生らしい勉強をしようと思った時に、重い足カセになって後悔します。

大学の先生がいつも職員室にいる

中学・高校を卒業しているであろうあなたは、てっきり先生は「職員室」にいるものだと思っていませんか?
大学では、教員は「研究室」という研究する場所にいます。
文字通り、教員に研究活動をしてもらうためです。

なぜなら、大学では小・中・高の「学校」のように、国が定めた「学習指導要領」、つまり「教えるべきガイドライン」というものがないからです。
その代わりに、大学教員は自分が研究している内容や、研究の視点から授業を展開しています。
マクドナルドの店員は、調理と接客のガイドラインに沿っているので、違うお店に行っても同じ「ハンバーガー」を出せますが、
ラーメン屋の弟子は、その店のやり方を大将から教わっているので、違うお店では同じ「ラーメン」は出せません。
その違いです。

ところが、大学教員を「職員」として扱う大学は、まさしく「職員室」で教員を働かせています。
そういう大学では、大学教育を受けることはできません。
あなたが、学術研究や創造的な活動をしようとスイッチが入った時、彼ら教員たちは君を支援できる状況にありません。
最終的に後悔する可能性大です。
早めにやめて正解。

大学の先生がバスの運転をしている

末期だよ、その大学。
一刻も早くやめた方がいいでしょう。

授業をビデオに撮ったら、結構大きく問題になった

このサイトの過去記事に、
大学生におすすめする期末試験・テスト対策|どうして動画を撮らないの? 最近の学生は要領が悪い?
大学の授業を動画撮影する学生チームを作って活躍しよう|もう君たち学生に期待するしかない
というのがありますが、それを大学でやってみたところ、大学のお偉いさんも出てきて大きな問題になったという場合、そんな大学は早くやめた方がいいでしょう。

「教員の許可もとらずに、授業を盗撮した」というのであれば学生に問題があります。
でも、その時は教員が許可を出していたのに、あとになって、
「大学の授業は、大学全体の問題だから・・・」
などと言いながら、事務方のお偉いさんとか、学部長とか学科長が出てくる事態になるパターン。
許可を出した教員も、「ゴメンね。あの時は私も確認が足らなかった」と謝罪してきます。

その大学は、自分たちの教育活動に自信がありません。
動画が表に出て、5ちゃんねるとかユーチューブのコメントで批判されるのが怖いんです。
私語が酷いとか、やっている内容が稚拙とか。

私が「授業を動画に記録しよう」と言っているのは、それによって私語がなくなり、内容のレベルアップが図れるからです。
そういう自浄作用や切磋琢磨を促す活動を止めにかかってくる大学は、あなたの未来を閉ざす大学です。

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